眩しい朝日の躍動とともに、
列車中ソワソワ始まった。
新しい一日の始まり、
チベットに近づいてきているのも、
なんとなく感じて、
みんな気持ちを高ぶっていた。
わかっているように
列車中アナウンスが始まった
『皆様、列車は青海を通過し、順調にラサに向かっています
ただいま前方は、世界で最も海抜の高い駅——タングラ駅です。
車内で酸素を送風しているが、皆様もできるだけ安静してください!
お酒、タバコは極力お控え、車内での移動も控えて、
できるだけ横になってください。
高山反応がきつい方は車掌に申し出ください
薬をお持ちします』
先まで騒いでいた列車の中
徐々に静かになり
頭痛、気分が悪そうな人は続々出てきた。
意外に私はまだ平気。
カメラをずっと構えている方に
『どうしてチベットへ?』と質問した。
『死ぬまでは必ず一回いくとずっと思っていたよ』
70近くの老人はまっすぐ前を見て言った。
そして、列車はタングラ駅に着いた
酸素が薄いかどうか知らないけど
ほら、見て
雲は足より下の位置に漂っている!‼
これは、これは、世界一番海抜の高い駅だよね!
大はしゃぎしたせいか
列車に戻ってから、
高山反応が始まった
頭痛、吐き気
吐きには吐き(T . T)
ラサに着いたのに、荷物を片付ける力がない(T . T)
なんとか荷物を丸めて駅を出たら
出迎えにきた友達は私の顔色を見て、大笑い!
『ちょっと何、そのわらい!きついよ』と心の中
だって喋る力がない
『大丈夫よ!今晩過ぎれば』
本当に冷たい友よ、夜まだ始まってないよ
と頭痛を我慢しながら宿に着いた。
『あらま〜、ソファでゆっくりして、
お湯と高山反応を和らげる薬を常備しているから
キツかったら飲んで』
飲むよ!というよりも早く頂戴〜
『高山反応って、体は今の状況を一生懸命に慣れようとしている反応だから、病気ではないよ!なので、怖がらなくてもいいよ!私を信じてください。大丈夫!!どうしてもきつかったら酸素ポンプもあるけど、おすすめしない。一回吸うと体はそれを頼ってしまうから。あと、シャワーしたらダメです。寝る時に窓を開けば、明日になると大丈夫よ』
『部屋でちょっと横になって、みんなで食事しましょう』
優しい宿の主人、泊まっているのも若者ばかりで、
みんなバーベキューの準備!!!
私がキュウリを食べて、吐き
りんごを食べて、吐き
寝るしかない(T . T)
窓から漂ってきたバーベキューの匂い
何もない空腹感
ズキンズキンの頭痛に我慢しながら
つい眠りに入った
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