人生を変える旅(2015.9.23)
——チベットのトイレ実情
朝靄の中の目覚め
周りが静か
部屋から出ると
朝露にぬられてる花はいっそう清爽で鮮やか
ちょっと散歩して帰ってきたら
朝食の用意ができた
母屋での食事
おかゆ、漬物、小麦粉の焼きパイ
なぜかすごく美味しかった
客室とは違って、母屋の中はチベット模様が
あらゆるところまで施されている
暖炉にしても、食器の片付けにしても
ご家族の日々を伝えてきている
天井を見上げたら
びっくりして笑った
これはこれは!
さすが、遊牧民族の豪快
一期一会、みんなで写真
今日は、明日の聖湖の拉姆拉措のため、移動になる一日だ
山を登ったり下ったりの繰り返し
雪か雲か区別がつかない景色
高山反応も『酸素酔い』も何もなく
旅をただ楽しんでいるだけ
それにしても、どうしても避けられないことは
ト イ レ
原住民の集落のところに車を停めて
『トイレをお借りしていいですか』
と暇つぶしの住民に聞いてみたら
なぜかみんなに笑わられた
『ないよ!』
『トイレない?!って、みんなどうしているの?』
『あの辺だよ、あの辺〜』
そんなことを聞くのかと、牛にも笑われた
婆ちゃんにも笑われた
『あのう、どうも〜』
我慢してそのまま出発した
『あ、トイレがあった』
手前の道沿いに、立派なコンクリート建てのトイレがあった
有料トイレと書いている
ありがたい、ありがたい
けど、鍵がかかっている!!
トイレに鍵?!
『オフシーズンだから、人がいないでしょう』と
アワンが説明しながら、
ガラスの無い窓からトイレに飛び込んだ
ト、トイレ泥棒!!
何もくわぬ顔で出てきたアワンは、私に『どうぞ』と。
いやいや、どうぞって、無理無理!
結局、女の子たちに協力してもらって、あのう辺で。
そしてまた走り、
途中、牛や馬や『わが道』を正々堂々ゆっくり歩く
猿にも遭うと景色と動物を楽しんでいた
『トイレ休憩だ』とアワンはまた車を停めた
確か『トイレ』と書いている
でも、あのう今でもその斜面から河へ落ちっていきそうなトイレ
行く勇気がないよ
と思っている間に、同行の子が行ってきた
『どう?』
『下には、雅鲁藏布江(ヤルンツァンポ川)が見えている。
そのまま川へ流れていくので、中はきれい。行っていいよ』
『いや、高所恐怖症だから』
このトイレの真正面の景色は、これだよ
チベットのトイレ事情は心構えて、
携帯トイレを結構事前に仕入れていたが
結局、あの辺になると、携帯トイレの意味がなくなるので
携帯トイレはなんの役にも立たなかった😅
注意事項:
原住民と食事するとき、魚料理を絶対注文しちゃダメです。
チベットには、今でも『天葬』の風習がある
『天葬』というのは無くなった人を高台において、
鷲とか鳥に食べてもらう葬式。
鷲とか鳥も食べ残されたものと、
悪いことをして無くなった人は『天葬』にする資格すらなく
そのまま河に投げ出される
河の魚はこういうものを食べているので
不潔な悪魔だと原住民の認識
なので、魚を口にするのは有り得無いこと
それを知ら無い私たちは、ランチのとき魚料理を注文してしまって
アワンは即離席した
幸い、向こうは私たちがこれに対する無知を理解しているので
喧嘩までには至らなかった
でも、気をつけましょう
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