人生を変える旅(2015.9.22)
—–チベット奥への旅
今日、チベットの奥に入っていく四日間の旅がスタート
ラサとか羊湖とか、どちらというと王道的な観光地なので
これからは本当のチベットが見えてくる
前日からワクワクしていたが
あいにくの雨
海抜が高くなれば間違えなく雪に変わると
スタート時点からこの旅を心配し始まった
『あめか〜』
乗り合いの車の中に、
同行の子はすっごくつまらなさそうで一言
『大丈夫よ!虹が出るかもよ』
みんなを慰めるための言葉だったが
文成公主を迎えたソンツェ・カンポ王の誕生地の前、
ドラバーさんは、『せっかくなので、見てきて』と車を停めた
『いや、別にわざと停まらなくていい』とイヤイヤで降りて
私たち、思わず息を飲む、…
そして、歓声をあげた
まさかの虹、しかもダブル!!
沈んでいた空気は、これで一気に盛り上がった
こんな泥道でも
ドラバーさんもわざと凸凹に走って
お互いにぶつけ合ったりしている私たちの姿を楽しんでいた
ずっとこんな道なら無理と思ったけど
『いないいないぱー』の青空
途中で5013米海抜の火山口を通って
曾て内陸からお茶の仕入れに要になった峠と橋の観光後
今日の一番期待するチベット現地人の家に泊まること
『アワン(ドライバーさんの名前)、今日のところはWIFIがあるのか?』
『あるよ』と自信満々答えた
なら大丈夫!
やっと今晩の宿泊のところについた
良さそう!
すぐ宿の奥様に『wifiを教えて』と申し出たら
『ないよ』とあっさり
『へ?アワンがあると言ったよ!』
『WIFIがあるけど、使えない』
『へ?意味わからない。別料金ということですか?』
『いいえ、停電しているから』
『停電!!??』
『停電しているから,WIFIの電波を飛ばす電力がないです。』
『何時ぐらい回復できる?』
『もう三日も停電しているから、見通しは〜』
こけた!
『夕飯は何かを出してくれるかな、お金を払うから』
『出さないです』
(T . T)『お金を払うから』
『うちの主人は、発電所の回復工事に出ているので、お客様に出す料理を作れないです』
しかたなく、薄暗の中に牛さんの落し物に気をつけながら
近所で食事を探して回った
ここも、自家製のヨーグルトがあるけど、料理が出せないって
おかげさまでちょっと遠くの夕日をひととき
ちょっと歩いて大通りに出た、やっと乗務員さん向けの店が開いていたので
カップラーメン食べなくても済んで良かった。
やることはないから、早寝!